看護師視点♡誰にでも発症する可能性が!乳がんの初期症状とセルフチェックの方法

S__44138512
The following two tabs change content below.
奏美

奏美

静岡県出身、東京都在住。看護師。アロマテラピー検定1級取得。身長167㎝。趣味は、映画鑑賞・観劇・和装など。ぎゃふんと言わせたい人がいる。

最近芸能界でも多くの報道がある乳がん

テレビでの特集や検診のおしらせを目にすることも多いのではないでしょうか。

乳がんはセルフチェックで早期発見が期待できる数少ないガンです。

今回は罹患者数が年々増えている乳がんについてお話ししていきます。

乳がんって?

乳癌女の子

誰が発症するの?

乳がんは女性に多いガンのひとつで、女性らしさでもある胸を失ってしまう可能性があるデリケートな疾患です。

女性での死因の第5位に入り、2015年では約14000人が亡くなっています

また、30歳から64歳までの若い年代のガンによる死亡原因の第1位です。

年齢が上がるほど罹患率が増す疾患ですが、若い女性にも発症する疾患です。

出産経験がなかったり、高齢での初産、早い初経など、エストロゲンの分泌が乳ガンの増殖につながると言われています。また、家族歴にも注意が必要です。

どこに発症するの?

乳房は皮下脂肪や乳腺などから作られる臓器で、女性の象徴でもありますよね。

乳がんは主に乳腺に癌組織が発生し増えてしまう疾患です。

乳ガンの発生しやすい位置は、乳房の外側上が約45%、内側上が約23%、外側下が約13%、乳輪下、内側下と言われています。

症状

ひるね

しこり

しこりが5㎜以上になるとセルフチェックで気が付けるようになると言われています。

えくぼ

胸に今までなかったえくぼのような凹みができることがあります。

皮膚変化

胸が赤く腫れたり、痛みや熱を持つことがあります。

分泌物

妊娠や授乳をしているわけでないのに、ブラジャーが濡れたり、シミができることがあります。

ブラジャーの中心部(乳頭の位置)に茶色っぽい汚れが付いていたら要注意です。

テレビでも聞くステージって?

聴診器

乳がんの進行度(病期分類)は0・Ⅰ・ⅡA・ⅡB・ⅢA・ⅢB・ⅢC・Ⅳ期の8段階に分かれます。これはステージ(病期)の表現ですが、治療する上でいくつかの分類方法があります。

  • 0期 乳がんが発生した部分(乳腺の中)にとどまっている状態。早期。非浸潤癌ともいう
  • Ⅰ期 しこりの大きさが2センチ以下で乳房の中にとどまっている状態。転移はしていない
  • ⅡA期 しこりが2センチ以下で脇のリンパ節に転移がある、またはしこりが5センチ以下で脇のリンパ節には転移がない状態
  • ⅡB期 しこりが2~5センチで脇のリンパ節に転移している状態
  • ⅢA〜C 局所進行乳がん
  • Ⅳ 遠隔臓器(骨や肺、肝臓など)に転移している状態

 

ガンの広がり方や場所によって治療は変わってきますが、早期で発見できれば、乳房の切除部分や体へ与える侵襲は小さくてすみます

手術と併用して薬物療法や放射線療法が行われる場合もあります。

また、ステージによって予後も変わってきてしまいます。生存率や再発率にも深く関わります。

そのため早期発見は重要になります。

早期発見のポイント セルフチェック

手繋ぎ

上記の進行度でもお伝えした通り、早期発見は非常に大切です。

早期発見のために一番手軽で、頼りになる方法がセルフチェックです。

やりかた

お風呂で体を洗ってるときなど滑りやすくするとチェックしやすくおすすめです。

また、生理前よりも生理の後で、乳房が柔らかくなっている時の方が異常に気付きやすくなります。

  • チェックする胸とは反対の手でのの字を書くように胸と脇の下にしこりがないかチェックします。
  • 乳房と乳頭をつまんだり絞り、しこりをチェックし、乳頭からの分泌物がないか確認します。
  • 鏡の前で両手を広げ、左右差の確認、凹凸やえくぼがないか確認します。
  • ベッドなどに仰向けに寝て、再度胸と脇の下にしこりがないかチェックします。

生理が終わった後など月に1度のペースでチェックするのが望ましいです。

また、彼か彼女の胸がいつもと違うといって気づくこともあるようです。

もし、彼に何か硬いものがある、何か違うと言われたら、セルフチェックののち受診をおすすめします。

病院での検査

クローバー

セルフチェックでの違和感や定期検診での検査の内容気になりますよね。

胸の検査って痛いんでしょ?と思う方も多いはずです。

病院では以下のような検査を行います。

  • 画像検査(マンモグラフィー検査) レントゲン検査です。板で胸を挟み平らにつぶして撮影するので痛みがある方もいます。
  • 超音波検査
  • 血液検査
  • 触診 先生が胸を触って診察します。
  • 乳頭分泌物検査 分泌物がある場合は検査をします。
  • 細胞組織検査 ガンの可能性が高い場合や確実な診断をするために疑いのある部分を切り取って検査する場合があります。

検診などではすべての検査をするわけではなく、必要に応じて詳しい検査を行っていきます

痛みを伴う検査もありますが、命を守るためにも大切な検査です。

検診の案内が来ている場合や、職場で検査を選択できる場合にはぜひ受けてください。

体の変化とまとめ

乳ガンの手術をし、リンパ節などの切除を行うと、手術側の腕をあげるのにリハピリを長い期間かけて行ったり、運動の制限が出たりします。

また、胸を切るということは、女性にとってとても大きな衝撃です。

胸を失ってしまったり、傷がついてしまうことで精神疾患になってしまう方もいます。

今の医学では、胸の再建術を行うことができたり、見た目をカバーしてくれるグッズもたくさん販売されています。

しかし、いくら見た目がカバーできても、病と闘ったことや、心についてしまった出来事は忘れられないと思います。

心も体も元気に過ごすためにも、セルフチェックと検診で早期発見をしたいものですね。

もうすぐ母の日です。自分の体だけでなく、お母さんやおばあちゃんにも伝えていただけたら幸いです!

 

奏美

The following two tabs change content below.
奏美

奏美

静岡県出身、東京都在住。看護師。アロマテラピー検定1級取得。身長167㎝。趣味は、映画鑑賞・観劇・和装など。ぎゃふんと言わせたい人がいる。